(1)運動機能
・ROM
拘縮部位の把握。筋力低下が進んだ例では特に肩・股関節は運動方向に注意し亜脱臼をさける。
・MMT
進行例では持久力がないため、疲労に注意し一度に多くの検査を行わない。
・ピンチ・グリップ機能
ピンチ力、握力のみでなく実用的なピンチ、グリップの形態、安定性、持久
力も見る。
・リーチ機能
ADL上必要な範囲についてチェックし、自助具の適応につなげる。例えば、食事では
口元およびテーブルへのリーチ、整容では顔、頭など、更衣では襟元、肩、腰、足部など
へのリーチを見る。排泄では陰部および肛門へのリーチを調べる。
・耐久力
可能な歩行距離や食事動作時の疲労など、ADLにそくしてとらえる。
(2)嚥下機能
食物形態を選定する。進行性のため、経時チェックが必要であり、誤嚥をさけるため経管栄養や胃瘻の造設への移行も考えられる。
(3)コミュニケーション能力
発語が可能な場合は、舌や口唇の運動能力と聞き取り易さを評価する。書字やコンピューター操作は発語困難となった場合の有効な手段となるため、可能かどうかを調べる。また文字盤を用いるときは瞬き、口の動きなど行いやすく、判断できるサインの方法を調べる。
(4)ADL
自立度、介助の量・方法について調べる。これは重症度の判断にもつながる。
(5)心理面、社会面
疾患についての理解・障害の受容状況、家族の中での役割など。また、就業可能な場合は、仕事内容、職場環境についても調べる。
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