脱臼

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B脱臼の作業療法

観察

作業療法士は手や腕、足などの外観を観察しなければならない。手や腕の安静肢位やその運動時の肢位は、機能障害についての有益な情報をもたらす。

患者がどのように損傷を「手当て」しているかを観察しなければならない。過剰に防御的であったり、非常に用心深くなっていたり無視していないか?皮膚の状態にも注意すべきである。


身体的評価

関節は、自動ならびに他動運動や、変形すると思われる肢位について評価しなければならない。
靱帯は、緩みまたは拘縮や関節の安定性を維持する能力について評価する。
筋は、筋力および機能を検査する。
外傷の正常な反応として現れる、浮腫の評価も行う。
神経圧迫症候群の存在を確認する為に、感覚検査を行う。


機能的評価

身体的評価では筋力や可動域、変形を代償する能力を測定できないので、遂行動作の評価が重要である。 身体的動作について知ることは、機能障害を分析したり、患者が何故そのような機能を示すのかを理解することにつながるので、身体的評価は機能的評価より先に実施する。


日常生活動作

脱臼では、関節包、靱帯など関節支持組織の損傷があるので、十分な期間の固定と、安静を保つ必要がある。そのため上肢では、運動性の欠如によって日常生活動作に及ぼされる障害が大きいので、作業療法士は、日常生活指導を行う。以下に、動作指導の例を示す。

例)衣服着脱動作

衣服を着替えることは、一日一日にけじめをつけ、気持ちの上で病人という感情を取り除く働きもあると考えられている。また、上肢、特に肩や肘の関節可動域訓練にもなり、多少時間がかかっても、ぜひ自立したい動作である。

着る衣服の工夫としては、ゆるい衣服に大きなボタンをつけたり、マジックでとめたり外したりしや すくする。

着る順序としては、患側からきて、健側を後に着る。脱ぐ時には、逆に、健側から脱ぐ。 できれば、丸首シャツが着脱でき、ベルト、カッターシャツを着ることができ、靴のひもを結べ、チャックが締められれば満点。立ってズボンがはけない場合、座位で着脱すると、比較的簡単にできる。

例)入浴動作

入浴動作は、日常生活のうちでは、一番危険であり、難しい動作である。洗い場は、滑りやすく、装具なども使えない事が多く、転倒すると大怪我をしやすい場所である。その為、多くの人は、風呂場では、介助や監視を必要とすることが多く、また、手すりをつけたり、湯船の深さの調整や、椅子の利用などを考えないといけない。

また、半身麻痺では、タオルを絞ったり、健側を洗うことが難しく、湯船への出入りが困難なときは、 シャワーの利用なども考慮に入れる必要がある。






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