認知症
■痴呆 目次
@認知症とは A診断と評価 B治療とケア C作業活動の具体例   現在は認知症に名称変更しています

  

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@認知症とは

痴呆とは大脳の障害によって一度正常に発達した知的機能が低下し、社会生活や日常生活に障害をきたす状態である。

中心症状
@時間場所および人に対する見当識障害
A記憶障害
B理解力、知識、計算能力、抽象化、判断力などの実行機能障害
C失語、失行、などの大脳高次脳機能障害
D感情の変化、妄想、せん妄、徘徊、多動、独語、異食・過食、不潔行為、攻撃的行為、興奮、情動失禁、性的異常行動、失禁、昼夜逆転・不眠など

老年痴呆

老年痴呆は老年期(60歳代後半)から始まる知能の慢性かつ進行性の低下すなわち痴呆によって特徴づけられる。初老期痴呆であるAlzhheimer病と老年痴呆は病理所見が共通していて明らかな質的差異はない。
→老年痴呆=Alzheimer型老年痴呆

[成 因]

 不明であるが、素因、加齢にいくつかの要因が関与する多因性疾患と考えられる。

 遺伝的素因もいわれている。(老年痴呆者の家系ではその出現率は一般人よりも高い)

[出現頻度]

 65歳以上の老人の1〜2%程度に発生

 老年痴呆者の家系ではその出現率は一般人よりもかなり高い。

[症 状]

 最近の記憶が失われ古い記憶は保たれる(Ribotの法則)

 痴呆が進行すると印象深い記憶(記憶の島)以外の全ての記憶が失われる。

 その人の生来の性格の欠点が強く現われる(性格の尖鋭化)

[経 過]

 感染症、栄養障害などで死亡する

 [神経病理]

・ 脳重量は正常老人脳より約100g少ない。

・ 脳の全般的な萎縮、脳溝の拡大がみられる。

・ Alzheimer神経原線維変化、老人斑がみられる。

・ 病的老人性変化はAlzheimer病と共通であるが、程度は軽いことが多い。

 [診 断]

・ 60歳後半で進行性の痴呆

・ 抑うつ、幻覚、妄想、徘徊などの精神的な副症状および、身体機能の低下

・ 長谷川式簡易知能診査スケール(満点32.5、10点以下は痴呆、15〜20点が準痴呆)をよく用いる。

・ CTでは大脳皮質の萎縮、側脳室の両側性拡大が見られる。

・ 老年期のうつ病では仮性痴呆を呈し、痴呆と同じような症状が現われることがある。

 

老年期痴呆

・ 40〜60歳に発病

・ 大脳のびまん性あるいは葉性萎縮による痴呆をきたす比較的まれな疾患

・ 従来Alzheimer病、Pick病、Creutzfeldt−Jakob病が含められてきた

・ Creutzfeld−Jakob病は遅発性ウイルス感染症と考えられるようになってきた。

Alzheimer病 

 [病 理]

・ 老人斑、Alzheimer神経原線維変化がみられる

 [症 状]

・ 語間代:言葉の終わりまたは中間の音節を何回も反復する

・ 全身衰弱で死亡することが多い

 [検査所見]

・ CTでは全般性の脳萎縮が認められる

 Pick病

・ 初老期に発病することが多い

 [症 状]

・ 初期から人格変化が出現

・ 反社会行為をおこす

・ 考えようとする意欲がなく思考怠惰がみられる

・ 進行すると、特有の言語障害すなわち、滞続言語があらわれる。何を話しかけられても同一の語句を反復し、他の言葉の間にさしはさむ常同性の言語が出現する。

 [検査所見]

・ CTでは脳室の拡大とくに前頭葉や側頭葉の萎縮がみられる

[初老期痴呆の鑑別診断]

1) 脳血管障害性痴呆

2) 進行麻痺

3) 正常圧水頭症:CTで脳室系の著明な拡大。 痴呆、失調性歩行障害、尿失禁 を3主徴とする

4) 慢性硬膜下血腫





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