ギランバレー症候群
■ギランバレー症候群 目次
@ギランバレー症候群の概略 Aギランバレー症候群の診断基準 Bギランバレー症候群の経過・予後 Cギランバレー症候群の評価一覧表

Dギランバレー症候群の治療

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@ギランバレー症候群の概略

・疾患の概念

ギランバレー症候群は急性に発症する運動優位の末梢神経障害で,何らかのウイルス接種や外科手術に続発することが多い。症状の進行は1ヶ月,通常は2週間以内に停止し,その後徐々に回復する。

・病因・病態

ギランバレー症候群の発生機序として,先行感染の病原体が末梢神経の構成成分と共通する抗原を有し,病原体の交差抗原に対する抗体が自己抗体として神経に障害を与えるとされており(分子相同性仮説),末梢神経の自己免 疫性脱髄性疾患と考えられている。

・頻度

人口10万人に1〜2人程度の年間の発症率である。

・好発年齢

年長になる程発症は増える傾向にあるが,何歳でも起こりうる。

・症候の特徴

@ ウイルス性上気道または消化器感染症が,数日〜数週間前に先行することが多い。

A四肢の対称性の筋力低下で発症し,遠位部のしびれを伴うことが多い。

B他のニューロパチーとは異なり近位筋や頭頚部の筋が主に侵される場合もある。すなわち、両側顔面筋麻痺や嚥下、構語障害を呈するものも多くみられる。呼吸筋の麻痺から人工呼吸を要する例もある。

C腱反射の低下、消失が必ず見られる。

Dうっ血乳頭や一過性にバビンスキー反射陽性を示すものがある。

E知覚障害は必発ではないが,中には感覚性運動失調を示すものがある。

F重症例では,起立性低血圧や一過性の血圧の上昇,不整脈などの自律神経系の異常を伴うこともある。

G歩行失調,腱反射消失,外眼筋障害を伴うMiller-Fisher症候群は本症の亜型と考えられている。

H重症で,急激な除神経を来す予後不良の急性軸索型も報告されている。

・病型

ギランバレー症候群の亜型には下記のものが挙げられる

@外眼筋麻痺と運動失調を主徴とするFisher症候群

A感覚障害を欠く純粋運動型GBS

B咽頭,頚部,上腕部に限局した脱力を示すPharyngeal-brachial weakness

C対麻痺をきたす対麻痺型GBS

D軸索障害をきたす軸索型GBS

・医師が行う検査

@神経伝導検査  A髄液検査  B筋電図






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