E多発性硬化症の評価
評価
1,運動機能
・ 錐体路徴候及び錐体外路徴候
表 錐体路障害と錐体外路障害の鑑別
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錐体路障害 |
錐体外路障害 |
| 筋緊張亢進 |
痙 縮 |
固 縮 |
| 特 徴 |
折りたたみナイフ現象 |
鉛管様現象または歯車様現象 |
| 分 布 |
上肢では屈筋/下肢では伸筋 |
四肢、体幹の全ての筋肉 |
| 不随意運動 |
(−) |
(+) |
| 腱反射 |
亢 進 |
正常または軽度亢進 |
| バビンスキー反射 |
(+) |
(−) |
| 運動麻痺 |
(+) |
(−)または軽度(+) |
※いわゆる錐体路徴候
従来錐体路徴候としては以下の4つがあげられている。
1)筋萎縮を伴わない痙性麻痺
2)腱反射亢進
3)バビンスキー反射の出現
4)腹壁反射の消失(学者によっては、これを含めない)
・ Brunnstrom stage:頭蓋内病変による片麻痺の場合
・ MMT:脊髄病変の場合
・ 運動失調:症状の有無、出現部位、失調の型
2,感覚検査
表在、深部を検査する。脊髄病変の場合では解離現象が生じやすく、皮膚ケアについての患者指導をする上でも、温、痛、蝕の種類別に確かめておくことが望ましい。
3,関節可動域
MSでは運動麻痺が軽くても痙縮が強いことがある。対麻痺の下肢では屈曲・内転位での拘縮が生じやすい。
4,眼症状
視力低下の有無、視野狭窄の有無、複視の有無
5,その他の脳幹症状
構音障害の有無、嚥下障害の有無
6,精神機能
HDS-RやMMSEなどでおおまかにスクリーニングする。必要に応じて失語、失行、失認などの詳細な評価を行う。
■多発性硬化症 目次
@多発性硬化症の概略
A症候と病体生理
B診断
C薬物療法
D経過と予後
E評価
F訓練
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