| 身体障害の作業療法 | 筋持久力運動その 2 | |
身体障害の作業療法目次 ■身体障害の作業療法 ■身体障害に対しての治療と訓練 ■筋力増強運動〜その1 ■筋力増強運動〜その2 ■筋持久力運動〜その1 ■筋持久力運動〜その2 ■協調性運動〜その1 ■協調性運動〜その2 ■神経筋再教育〜その1 ■神経筋再教育〜その2 ■全身調整運動〜その1 ■全身調整運動〜その2 ■関節可動域運動伸張運動〜その1 ■関節可動域運動伸張運動〜その2 ■感覚・知覚再教育〜その1 ■感覚・知覚再教育〜その2 ちょっと一息 ■ ホットペッパーが好き 全国の美味しいお店を紹介しています。 |
作業療法での筋持久力運動
最大筋力の15〜40パーセントの負荷を与えて、疲労するまで筋収縮を繰り返すことで、筋持久力は改善する。
これは、神経機能や呼吸/循環機能が正常な場合の運動生理であり、このまま機能障害のある患者に適応することは出来ない。
この原則を機能障害の治療に用いる場合に、最も注意すべき事はover use を避けることである。疲労するまで負荷を与えることが原則であるが、それ以上に筋収縮を繰り返す必要はない。
Over use を避けるには、それに気付かねばならないが、負荷が、筋持久力を規定する機構の中のいづれにかかるかを意識する事は助けになる。
例えば、神経筋吻合部障害であれば、有効な筋収縮のための興奮を持続して伝達できるように働きかけることになる。
不足する伝達物質は筋収縮の減弱として観察される。脳障害であれば、多くのmotor unit を同時に活動させ得るだけの興奮水準を保てるように働きかけるが、金収縮を努力しつづけることができなくなる。
作業活動を用いて筋持久力運動を行う場合、筋収縮回数と作業テンポと負荷量との関係を参考にすることができる。
ある負荷量で筋収縮を1秒間に1回のテンポで繰り返したとき、10回以内に筋収縮力低下(疲労)がみられるならば、その負荷量は筋持久力運動としては大きすぎる。
この場合、負荷量が小さくなるよう、ただちに作業設定を変更する。しかし、負荷を小さくしすぎて、同じ作業テンポで60回以上筋収縮を繰り返しても疲労しない場合は、筋持久力運動とならない。
機能障害としての筋持久力低下を治療する場合は、60回という数字にとらわれず、over use を防ぐ為にも、「10回と少し」を目安に負荷量を調節するとよい。
作業活動は、単純な繰り返しの筋収縮(関節運動)に目的を持たせることができる。よって、疲労を生じるまで筋活動(関節運動)を繰り返す必要のる筋持久力運動は作業療法で効果を得られる運動といえる。
神経筋再教育では、力や協調性の得られた筋(筋群)に対して、日常生活活動を遂行するために必要なレベルまで筋持久力を増大する。これは、神経筋再教育の最終段階であり、pre ADL training と考えることもできる。
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