| 身体障害の作業療法 | 神経筋再教育その1 | |
身体障害の作業療法目次 ■身体障害の作業療法 ■身体障害に対しての治療と訓練 ■筋力増強運動〜その1 ■筋力増強運動〜その2 ■筋持久力運動〜その1 ■筋持久力運動〜その2 ■協調性運動〜その1 ■協調性運動〜その2 ■神経筋再教育〜その1 ■神経筋再教育〜その2 ■全身調整運動〜その1 ■全身調整運動〜その2 ■関節可動域運動伸張運動〜その1 ■関節可動域運動伸張運動〜その2 ■感覚・知覚再教育〜その1 ■感覚・知覚再教育〜その2 ちょっと一息 ■ ホットペッパーが好き 全国の美味しいお店を紹介しています。 |
神経筋再教育とは
筋再教育は1947年にベネットによって、「骨格筋の随意コントロールの回復及び発達を促す運動療法の一側面である」と定義された。
神経筋再教育は、運動の認知、筋力、筋持久力、筋協調性の回復を目的とする運動療法であり、現在は筋再教育と同意語で用いることもある。
神経生理学的アプローチ(NPA)は、神経筋再教育のひとつの側面である。ルードは適切な感覚刺激によって特定の運動を活性化、促通、抑制しようとする理論体系をまとめた。
ブルンストロームは脳卒中後の片麻痺患者さんがたどる回復段階をもとに、正しい随意運動を獲得させるための治療理論をまとめた。
ボバースは神経発達学的立場から正常運動を再学習させる治療理論をまとめた。また、PNF神経促通手技は、正常な運動遂行時にみられる特有のらせんパターンと対角線パターンを使う治療である。
神経再教育はmotor unit の活動化、筋力増強運動、筋協調性運動、筋持久力運動の順に行われる。
最初の誘発の段階では種々の反射や感覚刺激などを用いて motor unit を活動させる。このとき、患者さん自身が筋収縮を認知できるように促し、随意的な筋収縮の獲得を目指す。
随意筋収縮感覚を確認できるようになれば、次に、随意筋収縮を強化する。この時、筋力増強運動の原理を用いる事ができる。
随意筋収縮が強化されたならば、その収縮の「強さ」「速さ」「タイミング」、そして収縮と弛緩の「きりかえ」を患者さん自身が調整できるように促す。
この時には筋協調性運動の原理を用いる。協調された筋収縮、関節運動が可能になれば、最後にその筋活動が実際の動作で使えるレベルにまで持久力を改善させる。ここでは筋持久力運動を用いる。
正しい随意筋収縮に、十分な筋持久力が得られれば、神経筋再教育の最終段階として、日常生活活動の中で、その金が実用的に使えるよう訓練する。
これは、pre−ADL trainingとも言えるが、再教育された機能を維持するために重要な段階である。
末梢神経障害の場合は、筋力が増強されれば協調性は獲得できる。脳障害では、筋力と筋協調性は同時に再教育していく必要がある。
脳障害による運動麻痺は、選択的(限局的)に筋活動させることが困難であるから、弱くとも正しい随意筋収縮をまず最初に獲得させなければならない。
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