身体障害の作業療法 神経筋再教育その2

身体障害の作業療法目次
身体障害の作業療法
身体障害に対しての治療と訓練
筋力増強運動〜その1
筋力増強運動〜その2
筋持久力運動〜その1
筋持久力運動〜その2
協調性運動〜その1
協調性運動〜その2
神経筋再教育〜その1
神経筋再教育〜その2
全身調整運動〜その1
全身調整運動〜その2
関節可動域運動伸張運動〜その1
関節可動域運動伸張運動〜その2
感覚・知覚再教育〜その1
感覚・知覚再教育〜その2



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神経筋再教育






Motor unit を活動させる方法

Motor unitを活動させるにはいくつかの方法がある。

@ 他動運動:
患者さんに関節運動を感じさせたり、観させたりすることによって、関節運動の認知を促す。

A 皮膚刺激:
皮膚刺激(tapping , brushing, icing, scratching 等)で、刺激した皮膚の下にある筋の収縮を促す。

B 電気刺激:
電気刺激は確実に筋収縮を起こす事ができる。刺激と同時に随意収縮を患者さんに努力させる。

C 筋電図:
表面筋電計を用い、筋収縮感覚を視覚や聴覚え認知するよう促す。

D 固有受容器刺激:
伸張運動、抵抗運動、反射などを用いる。





神経筋再教育に必要な条件

神経筋再教育は筋収縮感覚(関節運動感覚)を認識し、さらにそれを随意的に調整していく努力を患者自身が行うので、実施にあたり、治療の意義や方法を理解し、治療者に協力できることが患者に求められる。

よって、重度の意識障害や注意力障害、知能障害(記名力、理解力、判断力、思考力障害)のある場合、乳幼児の場合は、実施が困難であったり、効果が得られ難いとされる。

また、@神経系の運動路と知覚路が存在していること、A骨関節のアライメントが良好であること、B関節可動域が良好であること、C痛みのないこと、が神経筋再教育に必要な条件とされている。





作業療法での神経筋再教育

作業活動を用いて行う神経筋再教育の最大の効果は、「認知され、強化された筋収縮を無意識化していく」過程にあるとされる。

理由は、@随意筋収縮に向ける意識の量を段階付けること、A負荷量を獲得させたい動作(日常生活動作) に合わせて細かく調節すること、が作業活動を媒介にすることで可能となるからである。

また、治療の必要性や意義を理解できず、治療者への協力を望めない幼児や子供、知能低下のある対象者に対しては、作業設定を厳密に行うことで、得たい筋収縮や、得たい関節運動を引き出せる可能性がある。

最近では、手内筋の再教育でスプリントの利用(C−bar を使った母指対立筋野再教育、MP−block を使った骨間筋の再教育など)が試みられている。





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