身体障害の作業療法 全身調整運動その2

身体障害の作業療法目次
身体障害の作業療法
身体障害に対しての治療と訓練
筋力増強運動〜その1
筋力増強運動〜その2
筋持久力運動〜その1
筋持久力運動〜その2
協調性運動〜その1
協調性運動〜その2
神経筋再教育〜その1
神経筋再教育〜その2
全身調整運動〜その1
全身調整運動〜その2
関節可動域運動伸張運動〜その1
関節可動域運動伸張運動〜その2
感覚・知覚再教育〜その1
感覚・知覚再教育〜その2



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全身調整運動






全身持久力を確認する目安

筋組織での酸素摂取量を直接測定することはできない。よって、全身持久力は酸素摂取量で評価する。

(単位にはIO/分、mlO2、/kg×分、METs、RMR、などが使われる。このうち、METsやRMRは安静時酸素摂取量の何倍かを比で表すため、個人差が少なく、臨床で使われることも多い。)

最大酸素摂取量は、呼吸器・循環器の機能、ならびに組織での酸化過程を最も反映する値である。これを測定するには、約5分間の運動で疲労困憊に追い込み、運動の最後の1分間の呼気ガスを採取、分析する手続きが必要であるため、間接法による測定方法が研究されてきた。

・ 酸素摂取量と心拍出量との関係
最大酸素摂取量の50パーセント時点で、心拍出量は最大心拍出量の約60パーセントである。さらの酸素摂取量が増えるとそれに伴い心拍出量は増大する。

・ 酸素摂取量と一回心拍出量との関係
最大酸素摂取量の50パーセント時点で、一回心拍出量はほぼ最大となる。

・ 酸素摂取量と心拍数との関係
最大酸素摂取量の50パーセント時点で、心拍数は120回/分となる。さらに酸素摂取量が増えると、心拍数も増大する。最大酸素摂取時、心拍数は180〜200回/分となる。


作業療法での全身調整運動

全身持久力は患者さんの耐えうる範囲内(最大酸素摂取量の40〜60パーセントとなる運動負荷) で、全身の筋を活動させ、それを3分から15分間持続させることで改善する。

運動負荷量を確認する目安として、METs、RMR、心拍数などを用いることができる。

心拍数増加の上限は120回/分(安静時の1.3倍まで)となるよう作業活動を設定し、改善があれば、酸素摂取量の大きい活動を導入していく。





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