身体障害の作業療法 関節可動域運動/伸張運動その2

身体障害の作業療法目次
身体障害の作業療法
身体障害に対しての治療と訓練
筋力増強運動〜その1
筋力増強運動〜その2
筋持久力運動〜その1
筋持久力運動〜その2
協調性運動〜その1
協調性運動〜その2
神経筋再教育〜その1
神経筋再教育〜その2
全身調整運動〜その1
全身調整運動〜その2
関節可動域運動伸張運動〜その1
関節可動域運動伸張運動〜その2
感覚・知覚再教育〜その1
感覚・知覚再教育〜その2



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関節可動域運動/伸張運動






伸張運動の方法

他動的伸張運動は、伸張力を比較的小さくし、長時間おこなうことで効果を得られる。よって、重錘や、テイルトテーブルなどを利用する方法が試みられる。この場合、20分間で1日に1回行えば十分とされる。

自動的伸張運動では、関節運動にかかわる軟部組織の弛緩をいかに得るかがポイントとなる。(随意筋収縮を伴うため、他動運動を用いての伸張運動と比べると士官が得られ難い)

臨床では、@動作筋に抵抗を加え、相反神経支配によって拮抗筋野弛緩を促す。A動作筋に大きな抵抗を加え最大収縮を起こさせた後、力を抜かせることで弛緩を促す。といった方法を用いることがある。

 痛みは筋スパズムを誘発し、筋を収縮させる効果となるため、他動運動であれ、自動運動であれ、無痛でなければ効果は得られない。

関節包内運動のない伸張運動は痛みを伴うため、伸張運動にAKAの技術を組み合わせることも試みられる。





作業療法での関節可動域運動、伸張運動

作業活動を用いて関節可動域を維持、改善するには、自動運動と自動介助運動が中心となる。

徒手的な他動運動と比べ、筋を含む軟部組織を十分に弛緩させること、関節包内運動を考慮することが難しい。よって、理学療法士が他動的伸張運動を慎重に正しく実施するならば、作業活動を用いるよりも大きな効果を期待できる。

しかし、知能低下の合併で治療目的を理解できない人、子供、痛みに敏感な人など、作業活動を媒介にすることで効果が大きくなる場合もある。選択する判断が必要である。

他動的伸張運動は装具(スプリント)を適用することがある。この場合、伸張力を大きくする必要はなく、また、終日の装着は不要である。また、当然、無痛でなければならない。

脱着方法や装着時間の指導、痛みは有害であることの指導、伸張負荷のこまやかな調整が、効果を得るために大切である。




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