失行

■失行
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C構成失行の評価・訓練 

<病巣部位>

角回近傍の頭頂―後頭葉

<病状・特徴>

最も出現頻度の高い失行で、口頭指示に従って、または与えられた手本を見つつ、さまざまな空間的形態(幾 何学的図形、具体物の絵)を二次元的(描画、マッチ軸の配列)または三次元的(積み木)で構成することができない。

個々の運動には失行が認められないが、行為の空間的構成に破綻をきたした状態を構成失行という。構成失行は左右片麻痺のいずれにも見られるが、左片麻痺に多く出現し、重症のもが多い。

このような例には半側空間失認、半側身体失認などを伴っていることが多く、リハビリテーションの重大障害因子となる。

手本をそばに置いてもあまり効果がない。
*Closing‐in現象(手本の上に重ね書きしてしまう現象)
*断綴性接近現象(何度も同じ線分の上を短い線でなぞる現象)

<評価>

・コース立方体テストなどが有名である。 内容的には、絵、地図、などを書かせた場合、右片麻痺、左片麻痺で基本的な差が見られる。

■右麻痺――注意深く、丁寧に行われる。

手本をそばに置くと、比較的上手に出来る。
重症例では手本をすぐ近くに置くか、重ねないと出来ない。(closing-in現象)
失語症に合併すると、読字・書字に障害が強くなる。


■左麻痺――動作は粗雑で、急いで不注意に行われる。

左半側視空間失認を合併することが多く、脱落する。
手本をそばにおいてもあまり効果がない。


<訓練>

1、学習転移アプローチの理論に基づき、患者に単純な模写、構成、課題を反復練習させる。

2、左半球損傷の患者の場合は模写課題で目印の一部を書いておくことが有効であるかどうかを見極め、有効なら目印を入れた簡単な図形からはじめて徐々に目印の量をなくし、その跡で複雑な図形に進む。

図形は二次元のものから三次元のものへと移っていくようにする。 右半球損傷者の患者ではX,Tなどの単純な図形(文字)の模写からはじめて順次複雑なものへと進めていく。


3、固有感覚的、筋運動覚的な刺激を与えたほうが効果的な場合もあるので、紙に鉛筆で描画させるだけでなく粘土板に描かせることも試みること。



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