失調症

■失調症 目次  @概要  A 障害部位による分類  B症状   C特徴・注意点   D評価  E上肢についての試験 F下肢についての試験 

  G体幹についての試験   H障害の評価・訓練  

トップへ








A障害部位による分類 



        障害部位による分類

障害部位

病     理

特記すべき点

末梢神経性

一般固有感覚受容器系からのインパルス遮断による。

例)神経炎[アルコール性、糖尿病性]

表在感覚の障害あるいは運動性麻痺を合併することあり。

脊髄後索性

運動感覚、筋緊張、位置覚などをはじめとした深部知覚の伝導路の障害で、随意運動の方向や速さ、力の範囲の調節障害をきたす。

例)脊髄ろう[梅毒]、側索硬化症、脊髄連合変性症[ビタミンB12の欠乏]

索性脊髄炎、側索硬化症では錐体路症状を伴う。下肢に著明な失調、ロンベルグ症状陽性。

小脳性

小脳機能障害による中枢積分機能の障害。

例)腫瘍、変性疾患

各種の小脳症状。

小脳性(虫部障害)

平衡障害が強く出現、体幹失調型

眼振、異常頭位

小脳性(半球障害)

病側の四肢に出現:協働収縮不能、大書症

易疲労性、静的振戦、言語障害

脊髄小脳路性

無意識性固有感覚系の障害で、他の種の感覚障害は伴わない。

例)フリードライヒ失調症などの先天的失調症

後索症状と小脳症状を伴う。偏平足、脊柱側彎などを合併しやすい。

大脳皮質性

大脳皮質と小脳との連絡路の障害。前頭葉性では精神症状を主体とした前頭葉症候を、頭頂葉性では他動運動および方向の認知、位置覚などが障害される。

小脳性失調症の性格を示すことが多い。

腫瘍による前頭葉性運動失調症がよく知られる。

一側脳半球部の核障害では対側に出現する。

視性

視覚による平衡および立ち直り機構の障害で、運動自体の協調障害はない。

特になし。

前庭性

前庭性平衡障害によるもので、頭と体幹の関係、体位の感覚の障害をきたす。体幹と頭部の支持があれば四肢の運動には障害はない。

体幹失調型、眼振、めまい、異常頭位をきたすことあり。


        看護上の病気分類

 

第1期

ADLが自力で行える時期

第2期

ADLが一部介助を要する時期

第3期

ADLが全介助を要する時期

運動(移動)障害

自力歩行可能・起立時の開脚・両足を広げた歩行・階段は昇れるが降りにくい

歩行器の使用・階段の昇降は困難・車椅子での移動

ベッド上臥床

コミュニケーション(言語・書字)障害

長くしゃべるとロレツが回りにくくなる・書字が下手になる・細かい字が書きにくい

ロレツが回りにくい・断綴性、爆発性の言語・細かい字がかけない・書字判読困難

イエス、ノーと単語での会話・文字がかけない

嚥下障害

ほとんどない

形の大きい物は食べにくくなる・水分の多い物はむせることがある

水分の多い物はむせる・よくむせる・いつまでも口の中に食物が残っていて、飲み込むのに時間がかかる。

排尿障害

ほとんどない

残尿感・頻尿

バルーンカテーテルの挿入









■失調症 目次  @概要  A 障害部位による分類  B症状   C特徴・注意点   D評価  E上肢についての試験 F下肢についての試験 

  G体幹についての試験   H障害の評価・訓練  

トップへ

Copyright(c) 2005 作業療法士なろう! All Rights Reserved
inserted by FC2 system