| その他の失認 |
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■失認 目次 @失認とは? A視覚失認のOT B聴覚失認のOT C触覚失認のOT D身体失認のOT E病態失認のOT Fその他の失認とOT |
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道順障害…両半球の後頭葉、側頭葉
<病状・特徴>
・建物の持つ個性的な特徴が認知されなくなるために方向認知ができなくなる。
<評価法>
*日本の白地図の上に地名を書かせるテストを利用されることが多いが、被検者の教育暦、関心の有無によって結果に差が出るので注意する。
<ADL>
・記憶障害がなければ、病院の場合は病室の順番で覚えたり、外出する際は店舗を目印に道順を覚えることなどで代償する。
地誌的記憶障害…劣位半球の頭頂葉・後頭葉
<病状・特徴>
・地図上で患者の住んでいる町や大都市の位置を示すことができない。
・自宅の間取り図も書けない。
<評価法>
日常の行動観察によることが多い。何度教えてもOT室から病室に帰れないときに疑う。
<訓練>
・学習転移アプローチに従い、言語指示を与えながら練習させる。道順に色の目印をつける。
同時失認…優位半球の側頭葉・後頭葉
<病状・特徴>
・複雑な情景画を見せた時、個々の様子は理解できるが全体の状況把握ができない。
<評価法>
・単語を見せる。
→1つずつの文字は理解できるが単語として正確にとらえることができない。
図地知覚障害…劣位半球の頭頂葉
<病状・特徴>
・背景となる「地」から前景となる「図」を理解できなくなる。
・乱雑な引き出しの中から何かを探したり、見つけたりするようなときに混乱するようになる。
<評価法>
・Ayresの図地テスト
*10歳11ヶ月以下の子供について確立されたテストである。
・患者の身の回りにある事物から指定したものを取らせたり見つけさせたりする。例えば白いシーツのうえの白いタオルを取らせる。
<訓練>
・学習転移アプローチを用いる。
<ADL>
・身の回りをできるだけ整理整頓をし、ごちゃごちゃしないようにする。
→ベッドの両脇には物をたくさん置かないこと。
→引出しの中身は種類別に分けよく整理しておくこと。
→食事の際、お盆の上にたくさん置かないこと。
→車椅子のブレーキは、目立つように赤いテープを貼る。
手指失認…優位半球の頭頂葉
<病状・特徴>
・手指がわからなくなる。
・両側性に出現し、特に中三指(示、中、薬、)での混乱が多い。
<検査法>
・患者に命令した指を示すようにさせる。例えば、「あなたの左の母指を出してください」と命令する。
<訓練>
・識別性触覚系の触覚と圧覚の受容器を刺激する。
=患者の前腕、手、手指の背側および患側手指の掌側をきめの粗い布で刺激する。など
・学習転移アプローチを用いる。機会があるごとに「右手はどれですか」と注意を促し続ける。
<注意点>
・手指失認を持っている患者は、動作で行う課題を遂行する際、手指の動きにとまどいが見られたり、動作が慎重になると考えられるので、巧緻性の低下と高い相関がある。
左右識別障害…両半球の頭頂葉
<病状・特徴>
・左右がわからなくなる。
・自分の身体の左右概念や空間的な左右概念もわからなくなる。
<評価法>
・Ayresの左右弁別テスト
「あなたの右手を出してください」「この鉛筆を右手で取って下さい」などの質問を10項目行う。
注)失語症・失認症の有無を確認しておく。
<訓練>
・感覚統合的アプローチを用いる。
注)左右どちらかの手を選んで、それに特別な触覚や固有覚の刺激を与え左右の区別をする。この際、刺激する側の手は一定にし、変えないこと。
・左右の違いを強調するような行動を繰り返し行わせ、その経験を患者が他の状況にも応用させる。(学習転移アプローチ)
例)例えばあなたの左膝はどこですか、などといった左右弁別の問題を考えさせる。
・適当な手がかりを与え代償行動をとりやすくする。
例)左腕に時計をはめさせ、それを左右を区別するときの手がかりに利用させる。
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